桜井市周辺の桜百景計画進行中

日本では「桜」は、多くの人から愛される木である。春の一瞬だけその存在を華やかに示す。その時期は日本の寒い冬から温かい春を待ちわびた季節、日本の「入学式」を始めとする成長の節めとも一致する。桜の薄いピンクは、華やかでつつましく清楚で高貴で質素である。いかなる場所や時間にも合う。高貴な場所では気高く、町や野や山では人々に親しく立つ。朝の光に輝き、夕日によってよりピンク色に色づき、夜はライトアップにより白く大きく浮き上がる。花びらの散り際もまた見事である。華やかな花吹雪のようであり、「あはれ」を感じさせるようであり。はらはらと散りゆく様、草はら、川辺に散った様もまた美しい。一瞬だけ人々に、その美しさ・優雅を現し、感動を与え、「人生とは何か」を考えさせ、その結論さえも示唆したのち、惜しまれながら急ぐように散っていく。このショーはもう何年続いているのだろうか。また、来年も巡ってくるだろう。　南　賢一

画像データが多いので読み込みに時間がかかります。 (^_^)'

　

高市郡明日香村・明日香養護学校付近の桜遠景(2000.4.10)

　

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桜井市山田・保養施設「大和路」の桜(2002.3.30)

　　

大宇陀・「又兵衛桜」(2002.3.24)／桜井市「坂井商店」の桜(2002.3.30)

大宇陀町本郷、「又兵衛桜」の名で知られるしだれ桜が見ごろを迎えた。子どものころから桜を育ててきた後藤信次さん(85)は「今年は、咲き始めが十日ほど早い。週末には満開になるだろう」と話している。 　又兵衛桜の樹齢は約三百年。大阪夏の陣で豊臣方につき、破れた後藤又兵衛が大宇陀に落ち延びたという伝説があり、後藤家の屋敷にあったことから呼ばれるようになったという。同町観光協会によると、昨年は大河ドラマに取り上げられた影響から約十万人が訪れた。 　三十日から四月七日まで観光協会などが「桜まつり」を開催。期間中、町のお土産屋やおでんなどの食べ物や飲み物を販売する。また、桜保護協力金として花見客からは百円もらう予定。