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 桜も開花し,いよいよ本格的に行楽が楽しめる季節になりました。新年度を迎え,仕事や勉学でも
何かと慌ただしい時期でもありますが,こんな時こそ,晴れた暖かい休日には,ゆっくりと野山など
を散策して,心も体もリフレッシュしてみたいものです。
○・・大和郡山
◆郡山城下町コース
 郡山城跡にある柳沢文庫▽永慶寺山門▽源九郎稲荷神社▽国内最初の官営市場があったといわれる
西市跡など7キロメートル。郡山城跡は近鉄郡山駅すぐ。大和郡山市観光課(0743・53・1151)
◆田園散策コース
 佐保川の東を南北に通るルートで,中世の戦乱期に外敵からの防備と用水確保のため造られたひ田
環濠集落▽売田神社▽業平姿見の井戸を巡る7キロメートル。ひ田環濠集落へはJR郡山駅から南東
約1キロメートル。大和郡山市商工観光課(0743・53・1151)
○・・天理市・
桜井市
◆山の辺の道
 桜井から奈良へ続く全長約26キロメートルの古道。桜井駅から石上(いそのかみ)神宮までが散
策路として人気がある。崇神・景行両天皇陵や,長岳寺,かつては「関西の日光」と呼ばれた内山永
久寺跡など。自転車の貸し出しもある。
天理市観光協会(0743・63・1001),桜井市観光協会(0744・42・9111)
  
    山辺の道  句碑と道標
 
○・・御所市
◆葛城の道
 櫛羅(くじら)の六地蔵と高鴨神社の「櫛羅の道歴史文化館」間の約13キロメートル。桜など四
季の花々や千体石仏の九品寺,長柄の旧家の家並み,「いちごんさん」の呼び名で親しまれ,ひと言
の願い事だけかなえられるという一言神社など自然と歴史・伝説の里。葛上農産物直売所もハイカー
らに人気。御所市観光協会(0745・62・3001)
○・・平群町
◆千光寺・役行者と修験の道
 修験道の霊場である千光寺周辺を歩くコース。近鉄元山上口駅から生駒山口神社▽千光寺▽吉備内
親王墓▽長屋王墓▽近鉄平群駅を巡る10キロメートル。平群町農林商工課(0745・45・1001)
◆霊峰信貴山と戦国の夢街道
 近鉄竜田川駅▽石床神社▽樽観音石仏▽朝護孫子寺▽弁財天の滝▽宮山塚古墳など18キロメート
ルコース。平群町農林観光課(0745・45・1001)
○・・斑鳩町
◆花小道せせらぎの道
 竜田川沿いを歩き,春は桜,秋は紅葉が楽しめる。法隆寺前▽龍田神社▽龍田の町並み(奈良街道)
▽県立竜田公園▽三室山▽吉田寺などを巡る役7キロメートルコース。法隆寺へはJR法隆寺駅から
北へ徒歩15分。問い合せは法隆寺前にある法隆寺iセンター(0745・74・6800)
○・・飛鳥地方
◆「飛鳥」の古代石像物めぐり
 飛鳥地方(明日香村,橿原市,高取町)には「石の文化」が広がったといわれる。今も謎の石像物
が多く残っている。近鉄飛鳥駅,橿原神宮駅などで自転車を借りると,効率良く見学できる。須弥山
石などの展示がある奈文研飛鳥資料館(0744・54・3561),近鉄飛鳥駅前総合案内所(0744・54・3624),
明日香村観光開発公社(0744・54・4577)などで事前学習すると計画も立てやすい。
 
亀石付近のハイカー             亀石 
亀石とよばれる石造物が、いつ何の目的で作られたのか明らかでないが、川原寺の四至(所領の四方の境界)を示す
標石ではないかという説がある。
今、亀は南西を向いているが、もし西を向くと大和盆地は泥沼になるという伝説がある。
 
 
 
      チューリップ園              明日香のなたね畑の風景     
 
 
      あまがしの丘公園              明日香のレンゲ畑の風景    
 
 
      石碑                畑に自由にはいってよいの掲示     
 
○・・當麻町
◆竹内街道
 飛鳥と難波を結んだ日本最古の官道と言われるいにしえの道。太子町側に入るとほとんど国道166
号を通るため,歩くには,古道整備された近鉄南大阪線磐城駅にほど近い長尾神社から竹内峠まで約3
キロメートルが無難。煙抜きの造りを備えた大和棟の民家が風情を漂わせる。
當麻町観光協会(0745・48・2811)。
○・・天川村
◆みたらい峡谷遊歩道
 川合から山上川沿いに洞川までたどる7.4キロメートルのコース。渓谷美と広葉樹の新緑,滝,清
流が魅力。川合まで近鉄吉野線下市口駅からバスがある。天川村役場産業観光課(0747・63・0321),
村総合案内所(63・0999)。
○・・川上村
◆蜻蛉(せいれい)の滝
 川上村西河の国道169号西河バス停から滝まで約1時間半。滝は高さ70メートル。途中には小さ
なアスレチックスを備えた「あきつの小野スポーツ公園」もある。滝から林道高原吉野線に登り,吉
野町境の青根ケ峰(857.9メートル)頂上付近を通って吉野山に出るコースは約1時間半。川上村役
場産業振興課(07465・2・0111)。
○・・熊野市
◆熊野古道巡り
 大吹峠−鬼ケ城−松本峠を巡り,JR熊野市駅に至る。市観光交流課(05978・9・4111)。同市な
ど熊野古道については東紀州地域活性化協議会(05978・9・6172)。
○・・青山町
◆青山高原
 近鉄西青山駅から青山高原に続く,東海自然歩道など6キロメートル。高原一帯に約4万本のツツ
ジがあり,5月中〜下旬に赤やピンクの花が楽しめる。山頂小屋から約3キロメートル歩くと,風力
発電用の巨大な風車4基も見学できる。5月20日,小屋周辺でつつじまつりがある。
青山町産業課(0595・52・3220)。
 
春に出かけたい行楽地
 
◆吉野の桜
 桜が咲いている時期は車で混雑する。朝早く家を出て混雑とぶつからないようにする。下千本から
中千本へと数千本の桜が咲き乱れる。帰りは近くの「駅の道」の直売所で取れたての野菜を買ったり
するのも楽しい。
◆佐保川沿いの桜並木
 奈良市内。毎年,桜祭りも開かれてにぎわう。とても美しい。とりわけ大安寺西小学校すぐ横の佐
保川の桜は素晴らしい。散歩も楽しめるし,どこかでお弁当を広げればそこがお花見の席になる。
◆京都・丸山公園の桜
 本当にきれい。夜桜もまた雰囲気が違って良い。
◆奈良県・三室山の桜
◆大阪・鶴見緑地公園
 風車前のチューリップが特にお薦め。子どもと行くと1日楽しく遊べます。
◆長島町・「なばなの里」
 豊かな自然と多彩な施設。チューリップを中心に春の花が満開となっている。
◆阿山町・「伊賀の里・モクモク手づくりファーム」
 入園料はわずか400円。ブタのショーが見られるし,ボートにも動物のポニーにも乗れる。ビール
館では小さなコップ1杯のビールを試飲できる。倹約家向きの春の行楽地だ。
 
参考文献:平成13年(西暦2001年)3月31日(土)毎日新聞、写真は南 撮影
 
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